トラップがうまいって羨ましい

私が一緒に
サッカーやってきた仲間で、
トラップがめちゃくちゃ
うまい選手がいます。
その選手に幼い頃の
練習方法を聞きました。
めちゃくちゃ納得できました。

トラップとは

サッカー用語って、
当たり前のように使っているので、
普段、
なぜこの言葉なのだろう? と
考えたりしません。

算数の1+1=2 と
教わったけど、
「何で、1+1=2 なんだ?」 と
思わないのと同じですね。

でも、
私の記事では、
あえてそこから
考えていこうと思います。
トラップは…

概要

トラップ(Trap)とは、
飛んできたボールを
身体の一部(手はダメ)で
受け止めて、
自分の意思でコントロールして
次の動きを行いやすい位置に
ボールを移動させることです。

 

 

 

ファーストタッチ、
ファーストコントロール
とも言います。
ただ受け止めるのみのプレイは
ストッピングと
呼んで区別もします。

浮き球に対するトラップでは、
足や腿、脛などに加え、
胸も頻繁に使われます。

語源

元々は、
ウェッジコントロールのことであり、
ウェッジコントロールが
ボールに罠(トラップ)を
掛けて捕まえるような
動作であることから、
トラップと呼ばれるようになりました。
※ウェッジコントロールとは
足と地面の間に角度をつくり、
ボールが地面について
跳ね上がるタイミングで、
ボールの勢いを吸収して
コントロールする技術のこと
現在ではクッションコントロール
なども含み、
ボールを受け止め
コントロールする技術
という意味で使われている。
出典元 ウィキペディア

トラップが上手いという表現

トラップが上手いという表現は、
非常に曖昧です。

ニュアンスとしては伝わりますが、
捉え方は人それぞれなので、
私は明確にしておこうと思います。

 

 

 

トラップが上手い定義は、
①自分の思い通りの場所に置ける
②相手に奪われない位置に置ける
③①②を含み、ゴール方向に向かっている
(前を向いている)

①はわかりやすいと思います。
自由自在に、
ボールをコントロールできるという
意味です。

例えば、
自分の右前にボールを
置きたいと思った時に、
そのとおりに置けるか?
といった、
イメージ通りおけるか?
という事です。

 

 

 

ちなみに
私はトラップが下手くそでした。

サッカーをしっかりと 勉強せずに、
身体能力だけで、
中学までやってきました。

ボールは浮かせて
相手DFの後ろに蹴り、
走りこむという、
今思うと、
とんでもないプレーをしていたと
焦ります。

 

 

 

プレーモデルが、
セリエA
(当時イタリアのリーグが世界一でした)
で活躍していた、
アフリカの英雄ジョージウエア選手で、
とにかくパワフルかつ
非常識なプレーばかり観ていました。

なので、 高校に入り、
監督にトラップに関して、
めちゃくちゃ指導受けました。

 

 

 

②相手に奪われない位置に
ボールを置けると、
ボールを失わないので、
チャンスや、
時間を作る事ができ、
ピンチにならないという
メリットがたくさんあります。

チャンスを作れる!
ピンチにならない!
の意味は
わかると思います。

時間を作れるというのは、
例えば、
ボールを1秒キープできたら、
仲間が上がってこれます。

 

 

 

それはトラップ時に、
相手に奪われない位置に
ボールを置ける時にできます。

もし、
トラップがあたふたしていたら、
時間を作る事はできません。

 

 

 

③ゴールに向かっているは
かなり大切です。

なぜならサッカーの大原則だからです。

サッカーは、
点を取る事が目的の競技です。
ゴールに向かう(前を向く) という
プレーは基本です。

そのためには、
①②ができないと難しいです。

ただ、
鶏が先か卵が先かの話なので、
①~③どこからでも、
むしろ同時に向上させる必要があります。

まずは、
トラップが上手いの定義は、
覚えておきましょう。

トラップの種類

トラップは、 状況に応じて、
使う箇所を変えなくては行けません。

ただ、
基本は、最短でプレーする。
これがポイントになります。

 

 

 

インサイド

最も使う箇所でしょう。
かつ、一番正確にプレーできるのが
インサイドトラップです。

まず、
ボールに触れる面積が 広いです。
だから、収まりやすいです。

ほとんどのプレーは、
インサイドでいけます。

インステップ

インステップは、 高いボールに対して、
使う事が多いです。

落下地点で待ち構えるイメージです。
個人的には、
トラップではあまり使わないです。

キックでは結構使いますが。

アウトサイド

高度なコントロールです。

 

 

 

例えば、
左サイドにいて、
右からパスがきました。
その時、
左足のインサイドでトラップするか、
右足のアウトサイドで トラップをするか?

もちろん状況に応じてですが、
世界のトッププレーヤーのトラップは、
右足のアウトなのです。

理由は、
ボール1つ分速く触る事
できるからです。

正確にできる事が前提ですが、
世界基準でいくと、
アウトサイドのトラップも
取得しておく必要があります。

もも

 

 

 

胸よりやや下の方に
浮いたボールが来た時に
ももを使って
トラップすると効果的です。

ボールが浮いている状態で、
足元まで落ちるまで待つと、
その間に相手のDFが、
寄せて来たりします。

トラップした瞬間に、
触られたり、
ボールを奪われる事も あります。
そんな時、腿トラップが 有効です。

胸トラップ

ヘディングより、
少し下の位置の時に
胸トラップをします。

身体能力の高い選手は、
ヘディングボールを、
ジャンプして胸トラップします。

 

 

 

胸トラップの良い点は、
面積が最も広いので、
ボールの収まる確率が高い事と、
胸の位置にボールがある時、
相手DFは頭で触る事しか
できないので、DFしづらい事です。

そのため、 失いにくいわけです。

 

 

 

私は個人的に胸トラップを
よく 使います。

キープ時にボールを収めやすいし、
シュートの時、 胸トラップしてから、
ボレーをしやすいので、
かなり重宝しています。

足の裏

フットサルの選手がよく
使うイメージですが、
足の裏はかなり使いやすいです。

 

 

 

足の裏もインサイド同様、
面積が広いので、
収めやすいです。

浮いているボールよりも、
浮いていないゴロのパスのトラップ、
他の箇所とは違い、
せまいスペースの時に有効的です。

トラップよりも、
ストッピングに近いです。

サッカー始めたばかりの選手は、
足の裏から入ると、
ボールの感覚を養うのには、
お勧めです。

トラップが上手くなるには

トラップは、サッカーする上で、
絶対に向上させたい基礎です。

ここからは
上達トレーニング方法をお伝えします。

一人でできる方法

リフティング

 

 

 

一番すぐに取り掛かれる方法です。

自分でボールを上げて、
コントロールを繰り返します。

インサイド、インステップ、
アウトサイド、
もも、胸、足の裏、
色々な箇所を使いましょう。

慣れてきたら、
ボールを上にあげた時に、
首を振り、
周りをみてみましょう。

 

 

 

試合中、
浮いているボールを
コントロールする時に、
相手、仲間がどこにいるか、
確認をし、
次のプレーの選択肢を作らないと
いけません。

その次は、
自分でシチュエーションを
想定しましょう。

例えば、
せまいスペースの場面なら
足の裏でトラップ。

仲間のロングパスを受ける
胸トラップ。
等々。

自分で状況を設定し、
トラップをします。

壁当て

 

 

 

以前サッカー選手が子供の頃
皆やっていたトレーニング
という記事でも掲載しましたが、
壁当てトレーニングは、
トラップ向上にお勧めです。

一人でもできます。
壁(キック板)は、
小学校、中学校、高校、
広い公園に行けば、
だいたいあります。

やり方は簡単で、
ボールを蹴り跳ね返りを
ラップするだけです。

強いボールを蹴れば、
跳ね返りも強いので、
強いパスをトラップする
練習になります。

 

 

 

ボールに対し、
前を向かない場合、
・キープするトラップをする
・前向きの選手にボールを落とすのか
前を向くトラップをする
これも
自分でシチュエーションを想定して、
トレーニングをしましょう。

二人でやる向上法

1人よりも、
複数人でトレーニングする方が、
濃いトレーニングができます。

パパと二人でできる

パパがボールを投げる役で、
お子さんが受け手(トラップする)
です。

上記で挙げた、
インサイドをメインに、
インステップ、アウトサイド、 もも、胸の
トラップをしてみてください。

慣れてきたら、
高さを変えてみたり、
投げるスピードを変えてみてください。

最終的には、
パパがおもいきり投げたボールを
トラップできるようにしましょう。

 

 

 

次に、
ボールの大きさを変えてみましょう。
小学生は基本4号球ですが、
フットサルボール、
リフティングボール、
テニスボールなどの、
小さいものでトレーニングすると、
4号球でプレーするのが楽に感じます。

 

 

 

私は、 トレーニングで苦しみ、
試合で楽する発想大好きです。

ぜひ、取り組んでみてください。

まとめ

・トラップの語源は、
ボールに罠をかける事から
始まっている

・トラップが上手い定義を明確にする

・トラップする箇所は、
状況に応じて変える必要がある

・トラップのトレーニング方法は、
1人で行う時は、リフティング、
キック板の跳ね返りが効果的である

・パパと二人で行うトレーニングも実践的である

・慣れてきたら、ボールスピードを
変えたり、小さなボールで行うと良い