2019年アジアカップ決勝、
日本VSカタールは、
カタールが3-1で日本を破り、
悲願の初優勝をしました。

悔しい。

ただ、ただ、悔しい。
けど、
決定力を高める専門家としては、
今回の決勝戦のゴールに
触れないわけにはいきません。

アリ選手のオーバーヘッドから得たこと

特に先制点の、
アリ選手のオーバーヘッド。
これは、
学ぶべきポイントがたくさん隠されています。

ポイントは

①やっちまえ精神
②テンポが違う
この2つです

①やっちまえ精神

大切な試合になれななるほど、
慎重に、
失敗をしないようにプレーをしてしまうのが、
普通です。
特にタイトルかかっている試合は、
負けたくないから、
極力失敗しないようにとブレーキがかかります。
でも、消極的だと得点できません。
そこで大切なことが、
ノリでやっちまえ精神です。
失敗したら仕方ない。
でもせっかくの大舞台、
ノリで大胆な事やっちまおう!
このメンタルは、
案外うまくいきます!笑
ポジションごとのメンタル状況を説明すると、
後ろのポジションになればなるほど、
失敗が許されません。
なので、
上のレベルに行けば行くほど、
キーパー、ディフェンスは、
セオリー通りのプレーをします。
だから、攻撃はあえて意外性で攻める!
それが功を奏したプレーでした。

②テンポが違う

アリ選手が先制点をあげた時、
私は何回もオーバーヘッド場面を見返しました。

理由は、
なぜか違和感を感じたからです。
3回くらい観て、入った理由がわかりました。

アリ選手のマークをしたのは、
日本代表キャプテンの吉田選手です。

彼はイングランドプレミアリーグの
チームに所属しています。
プレミアリーグと言えば世界一のリーグです。

その中でチームのセンターバッグとして、
レギュラーで出場しているわけですから、
相当凄いディフェンスです。

にもかかわらず、
止める事ができなかった。

その理由は、
アリ選手のテンポが普通じゃなかったからです。

オーバーヘッド場面をよく観ると、
11番の選手から浮き球のパスを受けた時、
アリ選手は、
左足でトラップし、
右足で浮かせます。
通常この場面では、
オーバーヘッドする場合、
左足でします。
音にすると、
左足トラップ=トン
右足の浮かせ=トン
左足のオーバーヘッド=トン
トントントン!がリズムなのですが、
アリ選手は、
左足トラップ=トン
右足の浮かせ=ト
右足のオーバーヘッド=トン
トントトン

でオーバーヘッドしました。
流石の吉田選手もリズムを崩され、
対応できず、
キーパーの権田選手も何がおきたかわからず、
反応が遅れて、
失点しました。

改めて得点は意外性

得点するには、
意外性が一番効果的だと認識させられました。

動画を作りまた説明させていただきます。